コロナショックでリモートワーク となり自宅で過ごす時間が増えました。気づかないうちに支出の中身が変化しています。
ムダ使いを防ぎ、お金の流れを把握するために活用したい家計簿。でも、なかなか続かないという方も多いのではないでしょうか。そんな時に使って欲しいのが「家計簿アプリ」です。自動的に記録や計算をしてくれ、月ごとに見直したりもできるので大変便利。zaim・マネーフォワードなど無料のアプリもたくさんあるので、ぜひ使いこなしていきましょう。
そこで今回は、数ある家計簿アプリの中からどれを選べばいいかを解説し、App StoreやGoogle Playで評価の高い10アプリをご紹介したいと思います。iPhone・android対応のアプリが続々登場!これまで家計簿を手で書いていたという方も、これから家計簿デビューしたいという方もぜひチェックしてみて下さいね。
家計簿アプリとは
家計簿アプリとは、スマホやタブレットを使って家計簿を管理できるアプリのこと。自分で家計簿をつけるのでももちろんいいのですが、買い物したレシートや通帳の金額を見ながら自分で書くという作業は、意外と面倒ですよね。時間も手間も掛かってしまうので、家計簿をつけはじめたけど三日坊主になってしまった、などという人も少なくありません。
スマホやタブレットを使って家計簿を管理できる家計簿アプリを使えば、これらが解消。隙間時間を利用して簡単に支出の入力ができたり、月や年ごとに自動集計して一目見て分かるようにグラフ化してくれたりもするので、とても便利です。お金の管理が苦手な人も、忙しいけれどお金の管理をきちんとしたいという人も、ぜひ試してみてくださいね。
家計簿アプリの選び方
たくさんの家計簿アプリがありすぎて、正直どれがいいのか分からない!そんな方のために、ここでは家計簿アプリを選ぶ時のポイントを説明していきたいと思います。ダウンロードする前にぜひチェックしてみてくださいね。
レシート読み取り機能があればズボラさんでもOK!
家計簿アプリ選ぶなら、レシートをスマホで撮影するだけで品目や金額を記録してくれるレシート読み取り機能は必須です。レシート読み取り機能がついていれば、レシートとにらめっこしながら一つ一つ金額を記入する必要もなく、間違った金額を記入してしまい後で計算をやり直すなんてこともありません。
読み取った後、レシートに記載してある住所や電話番号などから、コンビニ・カフェ・スーパーなどどういったお店なのかも割り出して、食費や日用品などカテゴリーを分別してくれるものも。より管理の手間が軽減できますよ。
なお、レシートの内容をきちんと正確に読み取ってくれるかどうか、撮影の精度はアプリによって多少誤差が生じる場合もあるので注意が必要です。最初に、いくつかのアプリを比較してみてもいいかもしれません。
銀行口座やクレジットカードと連携していれば通帳や明細書いらず
銀行口座やクレジットカードの利用情報など、外部データを取り込んで家計簿と連携できる機能があれば、わざわざ通帳を見たり入出金データを確認したりする必要もなく、一元管理できるようになります。
例えば、電気やガス・水道などの公共料金や携帯料金、ショッピングの支払いなど、銀行口座から引き落とされたりクレジットカード払いにしているものは意外と多いはず。これらを自動的に取り込んで記録・集計できれば、家計管理の手間はぐっと軽減できます。
連携できる外部サービスはアプリによって異なりますが、銀行口座やクレジットカード以外にも、デビットカードや電子マネーをはじめ、資産運用のための証券口座やFX口座、ANAやJALなどの航空会社のポイントと連携しているものもあります。自分がよく使うサービスと連携しているかどうか、チェックしてみてください。
共有機能付きなら、家族やパートナーに家計簿を公開できる
共有機能付きの家計簿アプリを選べば、家計簿のデータをパートナーと共有することも可能です。相手のスマホやタブレットにも同じアプリをインストールしてもらう必要はありますが、共有機能がある家計簿アプリのほとんどが同じアカウントでログインできるので、わざわざ別にアカウントを作ってもらう必要もありません。
例えば、「マイホームの頭金を貯めたい」「家族旅行がしたい」「車を購入したい」など具体的な貯蓄目標がある場合は、1人で節約するよりも家族やパートナーにも協力してもらうと心強いもの。家計簿を共有して、目標達成をめざしましょう!
無料で使える家計簿アプリ
一口に家計簿アプリと言っても、シンプルなタイプから機能が充実したものまで幅広い種類があります。無料で試せるものが多いため、まずはいろいろと試して自分が使いやすいものを見つるのが良いでしょう。ほとんどのアプリは、Android、iPhoneどちらにも対応しています。
LINE家計簿
LINE家計簿は、家計管理が初めての人でも使いやすいアプリ。シンプルな円グラフで「何にどのくらい使っているか」が一目で確認でき、使い方も簡単。LINEを普段から使用している人なら、アカウントと連携させておき、友人とのやり取りのついでに入力しておくと続けやすいでしょう。自分で入力するのが面倒なら、レシート読み取り機能を活用してください。週ごとや月ごとの収支が定期レポートとしていつでも閲覧できるので、継続につながりやすいです。
出典 公式サイト|LINE家計簿
家計簿おとなのおこづかい帳
「家計簿おとなのおこづかい帳」は、収支の計算や予算設定といった家計簿の基本機能を中心に、シンプルな使いやすさを重視したアプリ。現在iPhoneのみで提供されています。口座連携やレシート読み取りの機能はないが、自分で入力することで「自由度が高い」と評価する声も。自分の生活に合ったカテゴリーやタグ付けをすることで、好きなようにカスタマイズできる点も好評です。
出典 公式サイト|家計簿おとなのおこづかい帳
家計簿レシーピ!レシート読み取り家計簿アプリ
「家計簿レシーピ!レシート読み取り家計簿アプリ」は、簡単なユーザー情報の入力ですぐ始められるアプリ。メールアドレスや銀行口座の登録も必要なく、個人情報登録に抵抗がある人でも安心して使用できます。レシートをスマホで読み取るだけで、日付や店舗名を読み取りカレンダーに自動で記録してくれるのが良いです。見やすい「収支分析」でお金の流れが把握しやすいのもポイント。かわいいキャラクターからの”ちょっとしたセリフ”も継続のモチベーションにつながりますね。
出典 公式サイト|家計簿レシーピ!レシート読み取り家計簿アプリ
家族、カップルで共有できる家計簿アプリ
共働き世帯や同棲しているカップルなど、それぞれの収入が別々にある場合、家計簿アプリも二人で共有できると便利です。お互いの意識が高まることで家計の改善にもつながりやすいのでおすすめです。
家計簿Dr.Wallet
レシートを撮影するだけで、オペレーターが手作業で入力を代行してくれる「家計簿Dr.Wallet」。目視で確認しているためミスが起こりにくく、レシート以外の領収書や請求書も処理できるのが大きなメリット。匿名性、安全性の高いシステムを用いているので個人情報が漏洩する危険性も少なく、セキュリティ面も安心。アカウントのIDとパスワードを共有すれば、家族で家計簿を使うことができます。
出典 公式サイト|家計簿Dr.Wallet
おカネレコプラス
多くのファイナンシャルプランナーの意見を取り入れて開発された家計簿アプリ「おカネレコプラス」。家族用の家計簿は共有し、個人の家計簿は自分のみが閲覧、という具合に使い分けができるのが特徴。アプリでもブラウザでも、スマホでもパソコンでも、好きな時に好きなデバイスで使えるのも嬉しいです。家計の安全度を数値化し、改善点がすぐわかる格付け機能もついていて家計の見直しに役立ちます。
出典 公式サイト|おカネレコプラス
Osidori
Osidoriは、夫婦で一緒にお金を管理していくためのアプリ。シェアしたい部分だけを選んで共有したり、財布別に収支を管理したり、夫婦ごとのやりくりに柔軟に対応しているのがポイントです。家族旅行や教育資金などのために、夫婦で貯金を始めたい人におすすめ。夫婦での支出をまとめて把握することで、新しい気づきや会話のきっかけにもつながるはずです。
出典 公式サイト|Osidori
電子マネー対応の家計簿アプリ
クレジットカードだけでなく、交通系のICカードや大手スーパー系のカードなどの電子マネーを複数活用している人も多いでしょう。そこで最後に、電子マネーにも対応したおすすめ家計簿アプリを紹介します。
マネーフォワードME
普段利用している銀行やクレジットカード、電子マネーなどと連携することで、毎日のお金の出入りを自動で見える化してくれるアプリ「マネーフォワードME」。銀行の口座やポイントやマイルの残高といった資産もまとめて確認できる優れもの。クレジットカードの使い過ぎや口座の残高不足を知らせてくれるアラート機能も便利です。決済に必要なカード番号やパスワード等は登録不要で、セキュリティ面も安心。
出典 公式サイト|マネーフォワードME
Zaim
Zaimは銀行やカード、AmazonなどのEC通販サイトを登録することで、引き落とし金などの情報を自動的に集めて通知してくれる家計簿アプリ。現金や株式など、すべて合わせた資産の増減を一目で確認できるため、家計の全体像を把握しやすいです。「有料プレミアム会員」になると、銀行やカード連携も含めた家計簿データをダウンロードできるようになリマス。エクセル出力などを利用して、オリジナルの家計簿を作りたい人にもおすすめです。
出典 公式サイト|Zaim
CRECO
クレジットカードと電子マネーをまとめて管理できるアプリ「CRECO」。利用明細をスマホで簡単に見ることができ、カレンダー形式で月ごとに表示されるため「いつ」「どこで」「どのカードで」「いくら使った」かが一目でわかリマス。クレジットカードの新規登録やおすすめショップの利用で貯まる独自の「CRECOポイント」はAmazonやnanacoなどの電子ギフト券と交換できます。複数のカードを使い分けている人にもおすすめです。
出典 公式サイト|CRECO
Moneytree
Moneytreeは、あらゆる資産を長期に渡って記録、保存する「一生通帳」として使えるアプリ。銀行やクレジットカード、電子マネーから、Tポイントをはじめとするポイントカードまで2600以上の主要サービスに対応しています。スマホのカメラでレシートを撮影しておけば、自動で取引明細と照合されて効率的。データをダウンロードして経費明細書を簡単に作成することも可能。国際レベルのセキュリティ基準を満たしたクラウドシステムで管理されており、安全性も高いです。
出典 公式サイト|Moneytree
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セキュリティ対策を忘れずに
お金の支出などを含め家計簿アプリには様々な個人情報がデータとして保存されます。
ほとんどの家計簿アプリにおいて、アプリ内の情報はすべて暗号化されていてセキュリティ対策がなされているのですが、特に連携機能が付いている家計簿アプリを使用する場合は、万が一のことを考えて、大切な個人情報が漏れてしまわないように下記のような対策を忘れずに行うようにしましょう。
- SNSのアカウントでログインすることを避ける
- スマホやタブレットにウイルスソフトをインストールしておく
- パスワードは他のアプリなどと同じものを使いまわさない
- パスワードは定期的に変更する
まとめ
今回はおすすめの家計簿アプリを紹介しました。
App StoreやGoogle Playでアプリのレビューを見ていると、家計簿アプリを使用することで、それまでは長続きしなかった家計簿を続けられるようになったという人も多いようです。
何を購入したいのか、どれくらい貯めたいのかなど、具体的な目標や金額を明確にして家計簿アプリを使用すれば節約意識もアップ!楽しく貯蓄することができそうですね。ご自身に合った家計簿アプリをぜひ見つけてくださいね。
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