こんにちは、フォリビーです。
今回は承認欲求を求めた生き方をしている人へのお話。
代表的な例に「青い鳥症候群」が挙げられます。例えば「周りはお金持ちばかりで自分はこんなに、、」「優秀な人たちが羨ましい」と考え、今の生き方に苦しむ人々のことをいいます。このような考え方は、周囲から自分がどう見られているかを優先した価値の選択を余儀なくされ現状の全てが不安定になります。
「自分は青い鳥症候群かも…?」と感じた方は、その特徴と対処法を身につけて、改善を目指していきましょう。
童話が語源?青い鳥症候群とは
青い鳥症候群は、童話『青い鳥』の物語が語源です。「主人公のチルチルとミチルが、幸せの象徴である青い鳥を探して旅に出ますが、帰ってくると家で飼っていた鳩が青いことに気づかされる」というお話。つまり、幸せは身近に存在していて、それに気づくことが大切だということを教えてくれます。
この物語の主人公のように、自分の理想と現実のギャップに不満を感じると、自分が恵まれていることや自分の非を認めようともせずに、周りの環境を変えようとします。「今よりもっと良い職場があるはずだ」「もっと自分に合った生き方があるはずだ」などと考える傾向があり、失敗を繰り返すのが特徴です。
青い鳥症候群の特徴とは
青い鳥症候群の人は、理想と現実とのギャップに耐えきれず、周囲や身近な人々を巻き込み、さまざまな問題を起こしてしまうこともあります。以下の特徴があてはまった場合は、気をつける必要があります。
1.プライドが高い
プライドが高く、自分を過大評価している人は、青い鳥症候群になりやすい傾向にあります。上手くいかないことを実力が伴っていない自分のせいだとは考えず、「自分がこんな仕事をしているのはおかしい」「もっと自分を評価してくれる会社があるはずだ」と考え、転職を繰り返してしまいがちです。
2.自分に自信がない
自分に自信がない人も、青い鳥症候群になりやすいといわれています。自分に自信が持てないと、自分の選択にも自信を持つことができなくなってしまうため、「この道を選んでよかったのだろうか?」と不安に襲われることも多くなります。その結果、知らず知らずのうちに、今よりも良い環境を求めるようになり、職場などを転々としてしまうのです。
3.他人と比べ執着し嫉妬する
自分と他人を比較しやすい人は、他人が自分よりも幸せなことが許せず、環境を変えて幸せを手に入れようとします。しかしながら、もともと嫉妬深い性質のため、初めに対象とした人よりも幸せになれたとしても、また別の人に妬みを感じ、満足することができなくなってしまいます。現状に満足できない状態が続いてしまうため、このようなサイクルを繰り返してしまうのです。
4.完璧主義者である
完璧主義の人は、常に自分の理想を追い続ける特徴があります。一見良いことのようにも思えますが、完璧主義者は妥協することを嫌うため、理想を再現することができないと、「自分はなにをやってもダメだ」と無気力になってしまうことがあります。このような状態になると、うつ病を発症する可能性も高くなるため、注意が必要です。
うつ病にも繋がる?青い鳥症候群の対処法
青い鳥症候群の場合、職や収入が安定せずに、不安な生活が続くことでしょう。もちろん本当に外的環境や、さまざまな性質が原因で、理想と現実とのギャップに苦しんでいることもあります。
理想が実現されないと無気力になってしまうこともあり、うつ病などの精神疾患に繋がる可能性も否めません。安定した生活と何よりご自身の健康を守るためにも、以下のような対処法を理解し、落ち着いて対処することが重要です。
1.承認欲求は自分自身で処理するもの
青い鳥症候群からうつ病を患ってしまう人は、理想と現実の差に耐え切れないことが原因となります。そのため、青い鳥症候群を改善するためには、まず自分自身を理解することが大切です。自分の能力の限界を知り、完璧ではない自分も受け入れられるようになりましょう。
近年SNSなどで外部に承認欲求を求める機会が増えました。いいねやコメントなどで一喜一憂してはいけません。物事の価値というのは相手が決めることではないのです。仮に評価されて喜ぶことや批判されて嘆くことも、人間としては正常な感情です。しかしあなたの人生における幸福度を図る上ではあくまで情報の一つにすぎません。自分自身が物事をどう受け止めたか、そこにどれだけ満足できているかをもう一度問いかけてみてください。
もし自分で客観視することが難しい場合は、一度立ち止まって自分自身と向き合う時間を増やしてみてください。時間をかけて自分の心から望む事に向き合い、素直に認められるようになれば、現状を俯瞰的に捉えることができるでしょう。
2.人とコミュニケーションの目的を理解する
青い鳥症候群の人は、プライドが高く否定されることを嫌うため、何でも自分自身で解決しようとします。一方で、人の意見を聞く場合、客観的な意見を聞くと考え方が変わったり、良い生活をするヒントがもらえたりします。しかしあくまでこれも情報の一つです。人の考えを知り、柔軟さを学んだとしても、最終的に判断し決断するのはあなたです。
他人からの承認欲求が癖づいている方は、知らず知らずに他人の意見を鵜呑みにし行動し、失敗した時に他人を責めます。これが他責です。つまり最終的に判断するのは自分自身であり、他責にする行動自体を見直す必要があります。
スタートラインから自分自身で物事を考えて決断する習慣こそが、承認欲求を自分自身で処理完結できるベースになります。自責の行動が軸にあれば、情報としてコミュニケーションをとる必要があります。正しい順番を身につけましょう。
まとめ
人生の幸福度は他者との比較価値では満たされません。故に毎日が辛かったり、人生が苦痛に感じる理由として、承認欲求に一喜一憂する悪習があるからです。
まずは現状と理想のギャップがあることに気付きましょう。そして理想も他者からどうみられたいのかではなく、自分がどうありたいか?に気づけば、自然と心が楽になるはずです。自分を認め、自分らしくあることを最優先に肩の力を抜いてみませんか?^^
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